カルマは、
業(ごう)とも言われ、
現れ方には3つ有ります。


 (1)順現報受(じゅんに ほうじゅ)

今世で なした報いが今世で現れる。


(2)順次生受(じゅんじ ほうじゅ)

過去世で なした報いが今世で現れる。


(3)順後次受(じゅんご じじゅ)

今世で なした報いがなした報いが
来世 または再来世で現れる。

道元 著書 修証義より

 

 親の因果が子に報い

 

これ以外にも、
親や一族のカルマ=業(ごう)が
子孫に 来るものも あります。


良きものにしろ、
悪しきものにしろ、
先祖がいる限り、
ない人は、いません。


「親の因果が子に報い」

の ことわざは、
知っている方も多いですよね。


どんなに沢山のお金を稼ぎ、
豊かな財を築いても

人は、死ぬときに
あの世に
何ひとつ持っていけず、

解消できなかったカルマだけが
もれなく付いてくる。

と いうわけです。


「そうなんだ」で 済ませずに

どうしたら解消していけるか、
調べて取り組むことが
もっとも大事なんですよ。


「そうなんだ」

で 済ませる ということは、
他人事になっていて、
自分事になってない状態。


自分事になったとき、
人は、やっと 腰をあげて
取り組むんですよね。

 

 苦しみの解決策

 

(1)不殺生(ふせっしょう)

命あるものを殺さないこと。


人間は、自分が生きるために
動物を殺して食しています。

鶏、牛、豚、魚類。

普通に食べていますよね?


これを、
まず止めることなんですね。


この戒律を知る数年前から、
わたしは肉類・魚類を
食べるのを止めました。
(2016年 9月です)


(2)不偸盗(ふちゅうとう)

盗まないこと。

人のものを盗んで売り払い、
自分の儲けにするなんざ、
とんでもない悪事です。


(3)不貪婬(ふとん いん)

不倫など、男女間の
みだらな関係を結ばない。


不倫は、ひと昔前までは、
姦通罪(かんつうざい)として
裁かれていました。

夫のある女性が
夫以外の男性と
姦通することによって
その女性と
相手方について成立する犯罪。


1947年(昭和22)廃止。


(4)不妄語(ふもうご)

偽り、嘘を語らない。


自分の気持ちや
感情に従わないことも
入ります。


(5)不酤酒(ふこしゅ)

酒類を飲まない。


酒類も、わたしは飲みませんし、
飲みたいと思いません。


(6)不説在出家菩薩罪過
(ふせつ ざいしゅっけ ぼさつざいか)

人の罪や過ちを語らない。


それを放置すると、
多くの人の命に係わることなら、
例外もあると思っていますが。


(7)不自賛毀他(ふじさん きた)

自分を褒めて、他人を けなさない。


(8)不慳法財(ふけん ほうざい)

他人に対して
ものおしみをしないこと。

真意は「布施」と同義ですね。


(9)不瞋恚(ふしん に)

自分を見失うほどの
怒りを持たないことでしょう。


感情のコントロールが必要ですが、
訓練も かなりいりますし、
すぐには出来ないところが
難しい点と言えるでしょうね。


(10)不謗三宝(ふぼう さんぼう)

仏と法と僧を誹謗してはならない。


正しい真理を知ろうとしないで
仏の教えを侮ったりも、
よろしくないと思います。




十の戒律がありますが、
要は、悪しきことをしないこと。

これに尽きるわけですね。

 

 心の行は継続してこそ

 

いっときだけではなく、
それを継続して初めて、

「やっている」と言えますし、
なかなか難しいところですが


人として生まれた以上は、
この世を去る瞬間までが

【心の行(ぎょう)】


しんどくても、嫌でも。


したくなくても、
しなくてはいけないことがあるのが
人の世の常。


今世で逃れて過ごせても、
来世で、またやってくるので


気づいたとき、知った時に
取り組む方が
後の人生がスムーズにいくし
楽になるという、
シンプルな真理です。


好ましくない遺伝情報を
リセットし
重荷や葛藤から解放されて
今を楽しみながら
生きたい貴方に
イシス


人生をデザインし直して、
ステップアップしたいときに☆



Wish:個人セッションご利用案内